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浄化槽の保守・点検

 浄化槽の良好な状態を維持するために、保守点検を行うことが義務付けられています。(必要な回数は処理方式や設備の規模によって異なります。) 浄化槽の保守・点検は浄化槽の仕組みと水質管理の専門知識を持った当社にお任せください。

保守・点検はなぜ必要か

写真  浄化槽はバクテリアの働きにより、槽内に貯まった汚水をきれいな水にする装置です。バクテリアは生き物ですから、生活しやすい環境を整えるとともに、元気よく働いているかどうかを定期的にチェックする必要があります。そのための検査や機器類のメンテナンスが保守点検です。

 

保守・点検の内容

 
保守点検の内容
目的
水質検査 浄化槽から放流される水がきれいになっているかどうかを検査し、バクテリアが活発に働いているか、浄化槽が正常に機能しているかどうかを確かめます。
消毒薬の補充 大腸菌群の増殖を基準値内に抑えるための消毒薬を補充します。
機器の点検(ブロワ※、ポンプ、タイマー、モーターなど) 汚水を沈殿分離したり、バクテリアの生活環境を整えるための機器が正常に動作しているかどうかを点検します。部品が消耗している場合は交換します。
害虫の点検と駆除 小バエやうじ虫など害虫の発生状況を点検するとともに、槽内にもぐりこんでいる害虫を駆除します。また槽内に取り付けてある殺虫プレートを交換します。害虫駆除はお客様のお宅の衛生環境を維持するための大切な作業です。
スカム(バクテリアの食べかす)や汚泥の堆積状況の点検 スカムや汚泥の堆積状況を点検し、清掃時期を判断します。スカムや汚泥が貯まりすぎると、バクテリアの生活環境が悪化し、浄化槽が正常に機能しなくなります。

※ブロワ…浄化槽内に空気を送り込み、バクテリアの生活環境を整える装置。

保守点検回数・時期

写真 保守点検の回数は、家庭用の小型合併処理浄化槽では4ヶ月に1回、処理対象人員が21人以上の大型のものは3ヶ月に一回以上行うように定められています。(単独処理浄化槽や300人以上の大型のものなどは回数が異なります)
 正確な回数については、装置の種類や大きさによっても異なりますので、詳しくはお問合せください。

浄化槽の保守・点検記録の保存 

 保守点検及び清掃の記録は、浄化槽管理者が3年間保管する義務があります。これらの記録は年一回実施することが義務付けられている法定検査のときに必要となります。(法定検査の書類検査は保守点検・及び清掃の記録により行います)

保守・点検の費用

調査は無料

 浄化槽の中の状況は無料で調査を承っております。保守点検の費用につきましては、お電話でお問合せください。       →042-685-0800

高度処理型浄化槽は保守点検も無料

 高度処理型浄化槽の場合、維持管理はすべて市が行います。したがって保守点検や浄化槽内の清掃は市が負担します。また浄化槽が故障した場合、修理の費用は市が負担します。 

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ブロワ(モーター)の点検

ブロアー ブロワは浄化槽に空気を送るモーターです。
浄化槽は、汚水を微生物で分解し、きれいな水にする仕組みになっています。その微生物が活発に働けるよう、新鮮な空気を送るのがブロワです。 ブロワの調子が悪いと、微生物の働きが鈍り、水質汚濁の原因となります。
 ブロワには流通用と住宅用がありますが、当社で扱っているのは住宅用のブロワです。専門の技術者がお伺いして、浄化槽が最善の状態に保たれるよう風圧を調整します。また清掃にお伺いしたときも必ずブロワを点検します。